新・レンダリング橘のリリースが始まります
 | CADは絵が命 絵を書く道具だから綺麗な画像が最優先だ。 自分は営業時代このように言い続けました。 よりリアルな画像が市場から求められていると 自分は強く感じていたからです。 |
CADに求められる機能は沢山ある
 | 無い物を欲しがる子供の様に営業会議の度に言っていると 最後には、上司から怒られました。 「無い物を言っても仕方がない」。 「皆のやる気が無くなるからもう喋るな！」。 「市場が求めている機能は画像ばかりでは無い」。 雷が落ちて、意気消沈ですが 例え上司に嫌われようとも、誰かが言い続けてなければ 商品は良くならない そんな思いが有りました。 |
一人の開発者の宣言
 | 昨年の全体会議の事です。 開発部のレンダリング担当の新入社員が来季の目標設定で 「ラジオシティーレンダリング方式の開発を始めます」。 「写真の様な画像が出来ます」と 全社員の前で宣言しました。 光の反射計算を何回も繰り返す事でリアルな質感が出る レンダリング方式だと簡単な説明が有りました。 今まで誰も手掛け様としなかった難題に挑戦する事に期待が高まりました。 来季には新しい07CADがリリースされます。 新しい時代を迎えて新しいレンダリングソフトも生まれる オーセブンにとって大きな飛躍の年になると思いました。 この時点ではまだ何も出来ていない手探り状態なのに 夢ばかりが大きく膨らみます。 まだ形の無い商品ですが開発担当者の一文字を取って 「橘」TATIBANAと名付けました。 それから１年掛けて育て開発しました。 そしてやっと、お客様にお届けする事が出来ます。 |
サバーレンダリングの導入
 | 先程も書きましたが 写真の様な画像を描画する為には光の計算量が 途方もなく多くなります。 CADをインストールPCもハイスペックな物が 必要になります。 CAD＋ハイスペックPC＝高額な費用になります。 お客様の負担が大きくなるので 何か良いアイデアは無いか？ そこでサーバーレンダリングが検討されました。 インターネット大好きオーセブンらしい発想です。 お客様のCADからインターネットを介してオーセブンの スーパーサーバーでCADデーターを レンダリングに掛けます。 パース図が完成するとお客様のPCへ 自動で送り返されます。 物件の大きさによって多少の時間は掛かりますが お客様が橘用高額PCを準備しなくても サーバーを活用する事で現行パソコンを使って 低負担で広く活用して頂けます。 こんな事が出来るのも自社開発ソフトだからこそです。 本当に嬉しいと共に開発者へ感謝です。 |
まとめ
 | 新商品の07CADのオプション商品として 「橘」レンダリングは誕生しました。 開発期間１年と限られた期間に一つの商品をカタチに出来る事は凄いと思います。 開発者は時間との戦いで この一年は、こころ休まる時は無かった事でしょう。 自分で開発を宣言して、結果を出す。 大人の仕事 いや、プロの仕事ですね。 オーセブンはこの様な開発魂の集団なので これからも新しい事に挑戦して行きます。 |
