カタリノについて:リノベーションって何だろう その2
こんにちは。
もう10月。早いものですね。今年ももう残り3ヶ月。
年の初めに「今年こそは」と思っていたこと、出来そうですか?
え?聞かないで?(笑)
さて今回は、前回「カタリノについて:リノベーションって何だろう」の続きのお話をしたいと思います。
前回はカタリノのネーミングの由来の一つである、「リノベーション」という言葉の持つ意味を、「イノベーション」という言葉と対比させながらお話ししました。
「リノベーション」とは、「更新」。今まであったものに対して付加価値を付けていくことを指すと説明しています。あるものを大事にし永く受け継いでいく、21世紀にふさわしい成熟した社会のありようを進めていきたい、そんな理想を重ねています。
一方で、「カタリノ」は、もっとすぐに実現可能な理想の意味も持たせています。「カタログ」のありかたを「リノベーション」したい、そういう願いも込めているのです。
ところで、みなさんは「カタログ」の語源をご存じですか?カタログは「型録」という当て字があるとおり、意外に古くから日本に入ってきている言葉です。遡るとギリシャ語の「Katalogos」(数え上げる)という言葉に由来しているそうです。その頃は住民台帳などの意味にも使われていたんですね。(参考:「【カタログの語源】」)
今、私たちが見るカタログは、商品の写真と説明、仕様や価格などが1セットにまとめられた印刷物が大半です。店先で配られるパンフレット(小冊子)や電話帳のように分厚い冊子のイメージですね。それからネット!インターネットでも、様々なメーカーのWebサイトで自社商品や取扱商品のカタログを見ることが出来ます。
カタリノは、私たちが今イメージする「カタログ」、それと語源となった「数え上げる」こと、元々の用法の「台帳」、これらを統合します。カタログと言っても、写真で表せる個々の商品ばかりではありません。仮設工事費や運搬経費など、「台帳」で扱うような形のないものも商品と同じように扱います。それらを「数え上げ」、あらかじめ登録してある単価と掛け合わせて、見積書を作ります。カタログから見積まで、実にスムーズに連動します。「カタログ」本来の意味に立ち返り、iPadなど一般に普及しつつあるツールの力を借りて、「カタログ」の在り方を一歩進めようとしているんです。これが、カタリノの目指す「カタログ」の「リノベーション」です。
少しカタいお話しになってしましましたが、如何でしたでしょうか。iPadを持ってフットワークも軽く、自社商品のカタログと、自社オリジナルの工事単価から、その場でイメージから見積書まで作って提案できる「カタリノ」。モバイル機器のメリットを活かし、練り込まれたデータベースとの連携で、スピーディに提案業務をこなす心強いツールです。単なる紙のカタログ、ネットのカタログと違った、一歩進んだカタログの使い方を是非試して見て下さい。(hito)