CADと３Dプリンターの活用

自動車会社で勤務していた頃
社内教育で産業ロボットや
NC工作機械研修を受けました。
PCの画面に会社名を打ち込み
表札を作製したのは遠い昔のお話です。

座標データーが有れば何でもできる？

CADの世界は点と点の座標を結ぶと線になり
点が３点集まると面が出来る。
面の集合体が立体なので
だから、点の座標が有れば何でも出来ると思う。
理屈ポク書くと分かるのだが
実際にこの座標を使って物作りに反映するには
大変なプログラムを必要とした。
当時、自動車会社はこの様な分野では
最先端を走っていた様に今でも思う。

CADと３Dプリンターのコラボ

最近ではPCの処理能力も上がり
プログラムの処理能力も昔の
スパーコンピューター並みの能力を持っている。
それは、CADのレンダリングスピードからも実感できる。
技術の進化は凄まじく早い。
3Dプリンターの名前を耳して５年ほどたつだろうか？
個人でも自分の好きな物を作れる時代になった
大学の講師がピストルを自作した事は
今でも記憶に残ってる。
3Dプリンターもずいぶん身近になった物だ。
昔の経験からふと
07CADの座標データーは活用出来ないだろうか？
そんな事を考えた。
別に、外構工事のミニュチュアを作製するのではないが
何か出来たら面白いと。

07CAD　Ver1.5をEXEエクステリアエキシビジョンで公開

今年の展示会トップを切って
４月２０日（金曜日）～２１日（土曜日）
東京ビッグサイトで開催される。
各メーカーが今年の新商品をお披露目する展示会だ。
オーセブンも同じ様に07CAD1.5Verを公開する。
様々な新機能が追加されるが
自分が面白いと思った機能は07CADを使って
3Dプリンターの出力が出来る事だ。
表札や門袖なのミニュチュアを製作出来る。
この遊び心がとても楽しい。
ハウスメーカーで建物を3Dプリンターで
作製した物は良く見るが
自分で製作出来る処が、なんとも言えない。
07CADの'おまけ'の様な機能だが
まだ、卵から生まれたばかり
やっと一歩目を踏み出した機能だ
これが今後
どの様な進化をするのか夢が有る様に思う。

CAD屋が形の有る物を造る

展示会で業者さんによく言われることは
パソコンを開くだけで展示会準備が終わり
パソコンを閉じるだけで撤収が出来る。
「CAD屋さんは簡単でいいね！」
実際、形の無いヴァチャルな画像を作製しているので
他のブースの様に実物商品を並べる事は無かった。
それが今回、ヴァチャルな画像から
個体を生み出す世界は新鮮だ
新しい世界が見える様な気がする。
御菓子のおまけ程度の物かも知れないが
新しい事に挑む姿勢はオーセブンらしいと思った。