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広島とCarpが心のふるさと

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自分が社会人の一歩を踏み出した広島を久々に訪れました。
電車の窓からCarp赤い文字が飛び込んで来て
日本シリーズ初優勝の光景が思い出されました。
遠い昔、入社1年目の良い思い出です。

Carpとの縁



キャプチャ
中学生当時、社会科の先生が熱狂的なCarpファーンで
授業の最初数分間はいつも野球の話をしていました。
習慣とは恐ろしい物で、いつの間にかクラス中が
Carpファーンとなりました。
まだ素直な頃なので、上手く擦り込まれた様な気がします。
当時のCarpは今と違い、万年最下位で優勝など考えられませんでした。
就職して広島での生活が始まるとCarpの存在が一段と近くなりました。
平和公園前に広島市民球場が有り何時でも見に行けるからです。
チケットも会社で何時でも手に入りました。
何故なら私が就職した先がCarpの親会社の東洋工業だったからです。
当時は広島東洋カープ呼んでいました。

育った選手は旅立つもの



キャプチャ
古葉監督率いる、山本浩二、衣笠、池谷、ライトル、ポプキンスなど
懐かしい名前が浮かびます。
時代を感じますね。
第1次黄金期を迎え、Aクラスの常連に成長したのですが
良い選手が次々に球団を去っていきました。
野球選手が最後に目指す球団は巨人か阪神の様で
一流になると去っていきます。
Carpには、お金が無いので良い選手をトレードで連れてくる事が出来ません。
二軍からこつこつ育てる育成型の球団です。
良い選手になったと思うと去っていく、何度寂しい思いをした事か
ファーン心理とはそんな物です。

Carpと楽天



キャプチャ
先日、展示会で仙台に伺った時の話です。
仕事も終えてお疲れ様の一杯を交わしている時
ちょうど楽天×オリックスのゲームがテレビで放映されていました。
ピッチャーフライを落とした光景を見て思わず
「何やってるんだ、フィールデング下手だね」とお酒の力もあって
同僚の営業マンに話しかけたところ
彼が手で押さえて押さえてと合図してきました。
自分は何が有ったのかと周りを見ると
怖いほどの視線を感じました。
そうです。
ここは仙台、楽天のホームグランド
何が有っても楽天を否定する事はタブーなのです。
自分は楽天とかオリックスの事ではなく野球の技術を語っていた
つもりでしたが反省しました。
この楽天愛は広島に通じる物を感じたからです。

楽天も設立当初は弱小球団で連敗続き
東北震災も有って、逆境の中で東北の皆さんに
夢と希望を与えて来た球団
弱い球団でも努力次第で優勝できる事を教えてくれました。
球団の宝と言える、田中、岩隈、なども大リーグへ去って行っても
今の強さは本物です。
東北の心を一つにする楽天愛はCarpと似ていると思いました。

見えない処に思いを込めて



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営業で人にお会いすると
「出身地は何処ですかと?」。と良く聞かれます。
「広島です」。とお答えすると
「Carpは強いですね、もちろんCarpファーンでしょ」。と聞かれます
自分はスーツの襟の裏側を黙って見せます
そこには赤いCarpの文字刺繍が入れてあり
それを見た人には大変受けが良いです。
あえて言葉にしないで見てもらう事で
いかに自分のCarp愛が強いか、見えない所で演出しています。
阪神ファンはスーツの裏地がトラ柄みたいなもんですね。

まとめ



キャプチャ
広島を離れ27年の月日が過ぎました。
現在は埼玉の地に居ますがCarp愛は健在です。
貧乏球団で、市民の寄付金で何とか球団経営をしていた
万年最下位の球団がよくぞここまでと感慨の思いが有ります。
黒田も新井も旅から帰って来てくれました。
自分が育てられた球団に恩返しと言う男気ですね。
広島と言う故郷は今も色々な物を与えてくれます。
今年こそ日本一を、お願いします。
2017年 4度目の日本シリーズ優勝を楽しみにしています。