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背中に電気が走った朝

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当たり前の日常生活を過ごしていると
体の大切さなど気にもしない。
今日は無理をして疲れたが、一晩寝れば元気になる
こんな日々を過ごして来たが
ある日、突然驚く程の電気が背中を走った

突然の腰痛で本当に動けない



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テレビのお笑いコント場面などに出て来る
俗に言う、ギックリ腰と言うやつだ。
回りで見ている人達には面白い恰好に見えるだろうが
本人にとっては、言葉にならない激痛で有る。
この痛み、初めてでは無い
また、また面倒な物がやって来たと言う思いと
言葉も出ない痛みで汗が噴き出た。

30代で初めての体験



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この痛みに最初に出会ったのは25年ほど前の事
会社帰りにゴルフの打ちっぱなしで気分転換
頑張りすぎたせいか
朝、目が覚めて布団から出ようとした瞬間
今回と同じような痛みが背中を走った。
初めての体験だけに何が自分に起こったか理解しがたい
その瞬間から下半身が痛さで動けなくなった。
このまま残りの人生が寝たきりになるのだろうか?
そんな思いが頭をよぎった。
父親に病院へ連れて行ってもらい
「1週間ほど安静にして、湿布して下さい」。と言われ
心配する程の事は無いと思ったが
実際、今トイレにすら行けない自分が情けなかった。

腰は文字通り体の要



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初めてのギックリ腰を体験して腰は体の要だと言う言葉が
素直に理解できた。
激痛、痛みがそれを教えてくれた。
これを機に、好きなゴルフも止めた。
痛みが怖くてクラブが振れなくなった。
腰を気にして半端なゴルフなど面白く無かった。
それから数年は腰を気にしながら生活をしたので
問題無く日々の生活が出来た。
だが、災難は忘れた頃にやってくる。
その後10年
思わぬ時に再発する。

営業職は車で回ってなんぼの世界だった



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30代は車の製造に係っていたので
体力面には自信が有った。
現場で走り回り、万歩計で2万歩/日 以上カウントしていた。
40代で現職のオーセブン営業職になり
毎日CAD営業で、お客様を訪問する日々が始まる。
中部担当なので愛知、静岡、神奈川、山梨、長野、岐阜、
各県を走り回る。
車の走行距離は5000km/月平均
長距離トラックの運転手並みに走りまわる。
事務仕事も車の中で殆どこなしてしまう。
これが腰に悪かった様だ。

車の運転姿勢は腰に悪い



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自動車会社に在籍した事も有り
車の運転が大好きだった。
営業も素人だったので
ともかくお客様と会う事を考えて
どんなに遠くても伺う事を実践した。
正直、営業はお客様にお会いしてからビジネスが始まる
だから車の移動は全く苦にならなかった。
ただ、腰に悪い姿勢だと言う事以外には。
車に座った姿勢では腹筋が緩んだ状態になるそうだ。
腹筋が落ちると言う事は
腰を支える筋肉が落ち、腰痛に繋がる。
車の運転を職業にする人にとって腰痛は職業病の様な物。
10年の月日がいつしか筋肉を痩せさせた様だ
40代で2度目のギックリ
今回は手術をする事になった。
手術と言ってもレーザーで椎間板を焼き圧力を下げる物
驚く事は歩けなかった自分が、施術後1時間余りで
自力で歩いて帰れる事だった。
医療、技術は素晴らし。

50代でのギックリはもう治らない



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今回、人生3回目の痛みが背中を走った。
朝、靴を履こうと頭を下げた時
また来た!
さすがに3度目となると驚きは無い。
昨日、重い荷物を運んだからだと
直ぐ思いついたが、後の祭りだ
会社へ腰を押さえながら出社して
事務作業だから大丈夫かと思ったが
イスに座るだけでも辛かった。
整形外科へ行ってレントゲンを撮ると
骨盤と背骨の繋ぎの部分が潰れていた。
先生に「これって、治るんですか?」。と聞くと
「これは、治りませんね!」
「上手く付き合っていきましょう」。
と言われた。

まとめ



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今更ながら、腰は要の言葉が心に響く
若いと、自然治癒する物も
年齢と共に治らなくなるんだ
これからは、悪くなる場所を増やさず
悪い処と上手く付き合う事が大切な様だ。
腰の次は肩にも痛みが
50肩とも仲良くしないと行けなくなった様だ。