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iPadとiPhoneのお話

キャプチャ
展示会で写真合成ソフト「カタリノ」の商品説明をする時
お客様が食付いて来たなと思うのは
「App Storeから無料でダウンロードできます」。
と話した時です。
早速、自分の携帯のApp Storeで検索されています。
申し訳無く「実は「カタリノ」はiPadしか対応していません。とお答えすると
とても残念そうに「そうなんですか」。と言われます。

お客様の想定外の行動



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「カタリノ」は開発当初からe-shot造園のiPad版と言う
位置づけで開発された商品です。
画面の小さなiPhoneの存在は眼中に有りませんでした。
展示会で直接お客様と接してみると、いかにiPhoneへの
期待が高いか分かりました。
スマホ携帯の70%を占めているiPhoneユーザーは多くが
「iPhoneで、その場で写真を撮って写真合成」この手軽なイメージをいだいている様です。
こんな小さい画面で操作が出来るだろうか?
そんな商品コンセプトからiPhoneは対象外になりましたが、今市場が求めているのはiPhone版カタリノの様です。
また、30%ですがアンドロイドユーザーもおられます。
展示会で「アンドロイドには対応していないの?」。この質問も必ず有ります。
心の中で「iPhoneもアンドロイドも対応していないと言ってるのに」。と思いながらも
聞かれると、そこには需要が有る様に感じました。

ソフトの世界はインターフェイス(機種)を選ぶ



キャプチャ
オーセブンはCADソフトメーカーです。
ソフト開発の延長上でiPadソフトやiPhoneソフト
それにアンドロイドソフトの開発まで手を出してきました。
同じ事をするのに使う機種毎にソフト開発をしなければなりません。
単純に開発コストも3倍掛かると言う事です。
これでは儲からないのでiPadにターゲットを置いて「カタリノ」を開発した訳です。
ここに来て、iPhoneの需要が有るとはいえ、何処まで対応するかが思案のしどころでした。
一つのソフトでどの機種にも対応出来るプログラムは出来ないものか?
営業は自分が売りたい為に好きな事を言いますが
それに対応する開発メンバーは大変です
「カタリノ」のAR撮影機能の様に発想を変えたソフト作りが課題になりました。
インターフェイス(機種)を選ばずシミュレーション出来る方法とは?
出て来た答えは?
インターネットブラウザ上で写真合成を実行する事だと思いました。
ネット上で写真合成をする事でPCはもちろんiPad,iPhone,アンドロイドまでカバー出来ます。
これからのソフト開発はブラウザシミュレーターが主役になるかも知れません。

ブラウザーシュミレーターを作って欲しい



キャプチャ
スマートホーンの小さな画面で「カタリノ」機能を全部使う事は到底出来ません。
でも、簡単なシミレーションをイメージする事は出来るような気がします
スマートホーンで写真撮影をして位置を合わせて写真合成
次に写真合成した商品を入れ替えるミュレーションのイメージです。
多くの事は望みませんが、幅広い市場で使える商品構想です。
ごれを具現化する為に企画書を今から書きます。
こんな企画を開発がまともに取り合ってくれるか不安ですが頑張ってみます。
インターフェイスを気にしない写真合成シミュレーターは大きな力になると思います。

まとめ



キャプチャ
ソフトメーカーは余り市場調査などしません。
開発者がこんな機能が有れば面白いでしょうなんて感じで仕様が決まっているみたいです。
しかし実際に展示会の現場でお客様に接してみると
色々な角度からのご意見が頂けます。
お客様の生の声こそ大切な商品仕様に繋がる物だと思います。
今の時代、出来て当たり前。
かゆい処に手が届く様な商品が求められています。
何処がどの様にかゆいのか?
それを知るためにオーセブンの開発は展示会現場に参加してお客様の声を聴かせて頂いてます。
オーセブンの商品開発はお客様の声から生まれていると言っても間違い有りません。